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【3周年】一ノ瀬みか(神宿)インタビュー

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2017.9.20

「神宿が皆さんにとっても大事な場所になるように」

原宿発の5人組アイドルグループ・神宿は2017年9月28日で結成3周年を迎え、9月23日・24日にはラフォーレ原宿で、3周年記念ワンマンを開催する。ライブ直前、5人のメンバーに心境を聞いた。1人目は赤担当・一ノ瀬みか。

「アイドル」という枠の先へ

神宿をはじめてから3年になります。アイドルにとって3年は一区切りといわれますが、3年間を振り返ってみていかがですか?

みかアイドルを始めたばかりの頃は、自分のことしか見えていなかったなと思います。ずっと一人ぼっちで生きてきたから、メンバーから浮いてしまっていたし、メンバー同士もバラバラだったと思うんですよ。そこから3年間、ケンカもあり、つかみ合いもあり、一緒の時間を過ごしてきました。大手事務所に入っていたわけでもないし、研修生としてレッスンを積み重ねてきましたというのでもない。まったくのゼロから作ってきたということを考えると怒涛の3年間だったなと思います。

ずっと、いまいるアイドルさんたちを追い抜かさなきゃ、もっとスピードをあげていかなきゃ戦えないなって思ってやってきたんですよ。3年でアイドルの世界の中では、それなりには名前を知ってもらえるところまでは来たと思うんです。まだお客さんが10人以下だった頃の記憶も鮮明に覚えているし、いまでもお客さん全然いなかったらどうしようって不安に思うことはあるんですけど、自分たちより後からデビューしたアイドルさんで、「神宿さんに憧れています」と言ってくれるアイドルさんがいてくれたりして。そう思ってもらえることは本当に嬉しいし、自分の理想としているアイドル像にちょっとずつ近づいていっている手応えはあります。

でも同時にもう3年も経ってしまったと思う部分もあって、まだまだこれからも覚えていかなきゃいけないこと、成長していかなきゃいけないことはたくさんあるし、それを考えると3年ってまだまだだなと思うし、「アイドル」という枠自体がすごく狭いものだと思うから、そこから先を目指すなら、これからもっと歯を食いしばってやっていかなきゃいけないことはたくさんあるんだろうなと思います。

例えば、アイドルフェスにいつも来てくださるようなアイドルファンの方は、もう一度は神宿のライブを見たことのある人が多いと思うんですよ。3年間、たくさんライブをやってきたし、最近は出る数は減ったけれど、対バンもたくさん出てきたし。そういうファンの方は、目の前でステージをやっていれば見に来てくれるけれど、いまから神宿を推そうと思ってくれる方は少ないと思うんです。だから、この先より多く方に神宿のファンになってもらうためには、その外を見ていきたいなと思っていて。アイドルファンだけではなく、そうじゃない人たちが見てくれるところでも戦っていかなきゃないけないと思うんです。

アイドルを好きな方に見てもらうときと、本当に一般のお客さんの前でパフォーマンスするときとでは感覚が違うんですよ。アイドルファンの方って、基本的にアイドルが好きじゃないですか。だから、ステージで歌っていれば見てくれるし盛り上げてくれる。優しいんですよ。でも、オープンなイベントでライブをやると、子供もいるし、おじいちゃん、おばあちゃんもいるし、外国の方もいるし、アイドルに全く興味がない方がたくさんいるわけです。そういう方たちを、たった4分くらいの1曲の中で、どうやってときめかせるか、いまはそれをめちゃめちゃ考えながらやっています。ちゃんとそれが届いているという実感もあります。ただ、そこで一度足を止めてもらってから、ファンになってもらうまでがまた大変で。そこはやっぱりもっともっと工夫していかなきゃいけないなって思いますね。

過去のつらい経験がすべて精算された

3周年に向けて原宿駅に掲出されたポスターでは、10年後の神宿へのメッセージを書きました。自分たちの10年後、どんな未来を想像していますか?

みか10年後にはそれこそ世界中の人たちが神宿を知っているような、そうなりたいし、そうなるつもりでやっています。いまと比べたら、発信力も大きくなっていると思うんですね。なので、その発信力を使って、人として大切なことが伝えていけたら良いなと思っています。自分も過去にすごく苦労した時期があって、いまそういう状況に置かれている人たちを、夢のある場所へ連れていけたら良いなって。

いま引きこもっている人とか、明日には死んでしまいたいと思っている人とか、そういう方たちを救ってあげたい。そういう気持ちを、歌とかダンス、言葉で表現できるようになっていたらいいなって思います。私が神宿にいることで、一番できることってこういうことなんじゃないかなと。

私も、いじめられていたり、引きこもっていたりしたこともあったんですけど、神宿をやってきたことでそれが全て精算された気がするんですよ。「私もいじめられていたけれど、みかちゃんの頑張っている姿を見て頑張れます」とか言ってくれるファンの子も増えてきて。自分の過去は変えられないけれど、それが誰かのためになっているのなら、その経験は悪いことではなかったんだなって思うようになりました。

わたし、小学校4年生から親と暮らしはじめて。それまではおじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていたんですよ。おじいちゃん、おばあちゃんも優しかったんですけど、自分の悩みとかを思ったようには話せなくて。いつも家ではご飯を一人で食べていたんです。だから、いまこうやって仲間がいて、みんなでワイワイはしゃいでご飯を食べたりするのが、それだけで本当に幸せで。

神宿のメンバーと一緒にいるときは、気持ちは仕事モードなんですけど、気持ち的にはすごく楽で。やっぱり私はここが一番落ち着いていられるんだなって思います。仕事だからしっかりしなきゃって意識は常に持っているんですけど、一番楽な気持ちでいられるのがいまの神宿という場所ですね。

いま頑張っている、あなたのために

3周年、またはその先の未来へ向けて、ファンの方に伝えたいことはありますか?

みか私にとって神宿が大事な場所であるように、ファンの皆さんにとっても、神宿が大事な場所になればいいなと思っています。ファンのコミュニティってすごく大事だと思っていて、それが一般の人を引きつける鍵にもなるんじゃないかと思っているんですよ。

大人になって趣味がない人もいると思うんですけど、一つのことに熱狂するって、めちゃめちゃ楽しいと思うんですね。いまの世の中、冷めている人が多いじゃないですか。私ももともとは冷めているタイプだったんですよ。子供だけどすごい生意気な感じだったので。でも、冷めてほしくないんです。仲間がいて気持ちが共有できることって、すごく幸せなことだなって神宿に入ってからわかったので。

ライブを楽しむだけじゃなくて、仲間と会いに現場に行くというのもありだと思うし、そういうコミュニティがあることは、人としての幸せにもつながっていると思うので。神宿がそういう場所になっていけたらいいなと思います。その人の人生に影響を与えたいし、そのためには本気で熱狂することが一番大事だと思います。

3周年、アイドルにとっても、私たちにとっても、一つの区切りだと思うんですけど、このライブに来たくて頑張っている人も、いまこのインタビューを読んでくれている方の中にいると思うんです。その人のために、あなたのために、夢のある時間と、感動のある時間と、熱くなれる時間と、笑いが絶えない時間を作るために一生懸命頑張るので、ぜひ来てください。

チケット

神宿3周年記念ワンマンライブ
『神が宿る場所~HARAJUKU DREAM~』

  • 9月23日(土)・9月24日(日)
    開場 16:30 / 開演 17:00
  • ラフォーレミュージアム原宿(東京)
  • オールスタンディング 4,500円(消費税込)
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